歌詞を覚えよう

牛深ハイヤ節は12番まであり、、とどこかで読みましたが、平成30年の牛深ハイヤ祭りで、カラスの黒髪的な歌詞を踊りながら聞きました。つまりもっとあります。そのうち調査します。
そして調査しました。やはりたくさんあるそう。中にはやはり口に出すのははばかれる歌詞もあるそうです。とりあえず平成最後のふるさと祭りにて保存会が使っていた歌詞を文字に起こしました。

東京牛深ハイヤの会は2018年11月より、以下の8番を踊っています。

1.ハイヤエーハイヤ ハイヤで今朝出した船はエー どこの港に サーマ 入れたやらエー
[囃子]エーサ 牛深三度行きゃ三度裸 鍋釜売っても酒盛りゃしてこい 戻りにゃ本瀬戸徒歩(かち)わたり 
口語訳

ハイヤエー来たかと 思えばま南風(はえ)の風ヨー 風さえ恋路の サーマ 邪魔をするエー 
[囃子]エーサ 黒島沖からやって来た 新造か白帆か白鷺か よくよく見たればわが夫(つま)さまだい 
口語訳

ハイヤエーハイヤ ハイヤで半年ゃ暮らすエー 後の半年ゃ サーマ 寝て暮らすエー 
[囃子]エーサ どっから来たかい薩摩から 碇も持たずによう来た様だい  
口語訳1 口語訳2

ハイヤエー大島(うしま) 片島片潮かけてヨ なぜに法ケ島が サーマ ほげたやらエー 
口語訳
[囃子]エーサ 南風(はえ)の風やそうめん 北東風(きたごち)や出汁で 沖南風(おきばえ)いれこで味やよかろ もう一ついれこで味やよかろ 
口語訳

ハイヤエーたんと 売れても売れない日でもエー 同じ調子の サーマ 風車エー 
[囃子]エーサ 魚貫万匹 茂串鯖 宮崎鰹ん骨横ぐわえ 加世浦(かせんな)きんなご逆(さか)スゴキ 天附渡れば室鯵(むん)の魚(いお) 三匹(さんごん)なめたらどっとした 
口語訳

ハイヤエー船は 出ていく帆掛けて走るエー 茶屋の娘が サーマ 出て招くエー 
[囃子]エーサ おーさやったとん届いたかい 届いて煮て吸って舌焼いたサイサイ  
口語訳

ハイヤエーまつよ まつよで黒島の松エー 上り下りの サーマ 手掛け松エー 
[囃子]エーサ そろばん枕で考えた 一桁違えば大きな損だよ  
口語訳

ハイヤエーハイヤ ハンヤはどこでもるがエー 牛深ハイヤが サーマ 元ハイヤエー 
[囃子]エーサ 川端石だい起こせば蟹(がね)だい 蟹の生焼きゃ食傷のもとだい 食傷蟹なら色なし蟹だい

<ハ押せ ハ押せ ハ押せ押せ押せ押せ 押さねばのぼらぬ 牛深瀬戸じゃ>
口語訳



以下は東京牛深ハイヤの会では使用しておりませんが、便宜的に数字をふっておきます。

ハイヤエー沖の 瀬の瀬にドンと打つ波はエー あれは船頭さんの サーマ 度胸さだめヨー 
[囃子]エーサ 段々畑のはぜ豆は ひとさや走ればみな走る 私ゃお前さんについて走る  
口語訳

10ハイヤエーとっちゃ投げ とっちゃ投げ三十四五投げたエー 投げた枕にゃ サーマ 罪(とが)はないエー 
口語訳
[囃子]エーサ 権現山から後ろ飛びゃするとも お前さんに暇状(ひまじょう)はやいもせんが取いもせん
口語訳

11.ハイヤエー瀬戸や 松島つけずにすぐにヨー 早く牛深に サーマ 入れてくれヨー 

[囃子]エーサ そこ行くねーちゃん汚れが伊達かい 汚れちゃおってもかんざしゃ銀だよ 銀のかんざし買うたか貰うたか 貰ちゃおっても買うたと言う 
口語訳

12.ハイヤエー鯛に 鰹に 鰺 鯖 鰯エー 鰤に万匹 サーマ 鱶(ふか)の山エー 

[囃子]エーサ 牛深よいとこ一度はおいで 人情豊かな港町

13.ハイヤエー忘れて いたのに また顔見せてよ 思い出させてサーマ 泣かす気かエー
[囃子]エーサ そこ行くねーちゃん汚れが伊達かい 汚れちゃおってもかんざしゃ銀だよ 銀のかんざし買うたか貰うたか 貰ちゃおっても買うたと言う (既出) 

14.ハイヤエー踊りゃ すんできた まだ夜は明けぬヨー 明けりゃお寺の サーマ 鐘が鳴るエー
[囃子]西も東も南もやめて 私思えば北(来た)がよい

15.ハイヤエー瀬戸や 松島つけずにすぐにヨー 早く牛深 サーマ 入れてくれヨー (既出)
[囃子]エーサ どっから来たかい薩摩から 碇も持たずによう来た様だい (既出)

16.ハイヤー島で 生まれて神田で育つヨ 今じゃ火消しの サーマ まといもちエー
口語訳
[囃子]白鷺みたいなべっぴんさんに惚れて カラスみたいな黒を(苦労)する