みなさんこんばんは
東京牛深ハイヤの会、事務局見習いです。
本日は牛深ハイヤ節の7番を私なりに解説いたします。
7.ハイヤエーまつよ まつよで黒島の松エー 上り下りの サーマ 手掛け松エー
(女性が)待つよ待つよで黒島の松よ。黒島の松は上り下りの船乗りの手掛け松(女性)だ。
牛深に来た船乗りさんが、わざわざ黒島に寄って手掛けた松(リアル松の木)があったとは考えにくいです。もしかすると黒島にも遊郭があったのかもしれませんが、黒島は適当に選ばれたのだと思います。提灯をぶら下げたあの新銀取り坂の松でもよかったけれども語呂が悪かったとお考えください。(黒島にも遊郭があったのか?!は我が会の歴史担当oizoさんがいつか調べてくれるかもしれません)
「黒島に遊郭はなかった」というのがoizoさんの解釈だそうです。
昭和40年の二宮ゆき子さんの「まつの木小唄」の1番にこうあります。
松の木ばかりが まつじゃない
時計を見ながら ただひとり
今か今かと 気をもんで
あなた待つのも まつのうち
その時代に流行ったシャレですね。「まつの木小唄」の脚注もぜひお読みください。
また、山梨東八代郡・御坂町の「御坂馬子唄」に次の歌詞があります。
松になりたや 御坂の松に 上り下りの 手かけ松
御坂馬子唄は、御坂峠を人や荷物をつけて往来する馬方によって歌われた唄。 御坂路は甲州と他国を結ぶ最も重要な交通路であった、とのこと。ハイヤが海路から陸に歌い継がれていることも感慨深いですね。
次に行きます。
[囃子]エーサ そろばん枕で考えた 一桁違えば大きな損だよ
そろばん枕とは、商人が、寝る間もそろばんを身辺から離さないで商売にうちこむさまの形容 by 大辞林 第三版
一桁違えば大きな損です。そろばん枕で考えるまでもないと思います。
が、一桁違えば大きな得にもなりえます。どうして損なのかはoizoさんがいつか調べてくれるかもしれません。
「悲観的に準備し、楽観的に実施せよ」というのがoizoさんの解釈だそうです。
以上、よろしくお願いします。
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2018年9月24日月曜日
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