2018年8月6日月曜日

牛深の島々

みなさんこんばんは
東京牛深ハイヤの会、事務局見習いです。

本日は牛深ハイヤ節の4番を私なりに解説いたします。

4.ハイヤエー大島(うしま) 片島片潮かけてヨ なぜに法ケ島が サーマ ほげたやらエー 

牛深瀬戸から大島や片島へは、片潮の時に行く

ここで片潮を理解する必要があります。なんでも月と太陽の影響で満潮(まんちょう)・干潮、大潮(おおしお)・小潮があり、6時間ごとに潮の流れが変わるそうです。詳しくはこの辺りどうぞ。片潮は1日に2回づつある大潮や小潮が1回しかなく潮の流れが12時間片側から変わらないこと、だそうです。詳しくはこの辺りどうぞ。

片潮の時でなくても6時間もあれば行って帰ってこれそうですが、、江戸前期の廻船は順風帆走や沿岸航法しかできなかった様で、6時間では足りなかったのでしょう。
弁才船 - Wikipedia、航行能力のセクションを参照ください。

(牛深瀬戸から大島までは直線距離でおよそ5km)
(牛深瀬戸から片島までは直線距離でおよそ6.5km)

そして、

なぜに法ヶ島がほげたやら?!

私は数日悩みました。穴が開くことを方言で「ほげる」と言うのですが、法ヶ島を調べていてやっとわかりました。

ほげてるんです、穴が(倒置法)!

日本の奇岩百景+」より拝借



ですが、上の句で大島や片島の行き方を述べておいて、急に法ヶ島は穴が開いているんだよねーと言われましても。。

そこで提案なのですが、

ハイヤエー大島(うしま) 片島片潮かけてヨ 話は変わるけど なぜに法ケ島が サーマ ほげたやらエー 

にしたらいいと思います!



今日はとても難しい内容を取り扱ったので、これまでにします。
それではまた〜

2 件のコメント:

  1. ハイヤー節はもちろん知ってますが4番とか意味とか考えた事も無く大変勉強になりました。

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