東京牛深ハイヤの会、事務局見習いです。
本日は牛深ハイヤ節の4番を私なりに解説いたします。
4.ハイヤエー大島(うしま) 片島片潮かけてヨ なぜに法ケ島が サーマ ほげたやらエー
牛深瀬戸から大島や片島へは、片潮の時に行く
ここで片潮を理解する必要があります。なんでも月と太陽の影響で満潮(まんちょう)・干潮、大潮(おおしお)・小潮があり、6時間ごとに潮の流れが変わるそうです。詳しくはこの辺りどうぞ。片潮は1日に2回づつある大潮や小潮が1回しかなく潮の流れが12時間片側から変わらないこと、だそうです。詳しくはこの辺りどうぞ。
片潮の時でなくても6時間もあれば行って帰ってこれそうですが、、江戸前期の廻船は順風帆走や沿岸航法しかできなかった様で、6時間では足りなかったのでしょう。
弁才船 - Wikipedia、航行能力のセクションを参照ください。
(牛深瀬戸から大島までは直線距離でおよそ5km)
(牛深瀬戸から片島までは直線距離でおよそ6.5km)
そして、
なぜに法ヶ島がほげたやら?!
私は数日悩みました。穴が開くことを方言で「ほげる」と言うのですが、法ヶ島を調べていてやっとわかりました。
ほげてるんです、穴が(倒置法)!
「日本の奇岩百景+」より拝借
ですが、上の句で大島や片島の行き方を述べておいて、急に法ヶ島は穴が開いているんだよねーと言われましても。。
そこで提案なのですが、
ハイヤエー大島(うしま) 片島片潮かけてヨ 話は変わるけど なぜに法ケ島が サーマ ほげたやらエー
にしたらいいと思います!
今日はとても難しい内容を取り扱ったので、これまでにします。
それではまた〜
ハイヤー節はもちろん知ってますが4番とか意味とか考えた事も無く大変勉強になりました。
返信削除恐縮です
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