2018年7月28日土曜日

真に受けて鍋釜を売り払ってはいけない

みなさんこんばんは
東京牛深ハイヤの会、事務局見習いです。

本日は牛深ハイヤ節の1番を私なりに解説いたします。

1.ハイヤエーハイヤ ハイヤで今朝出した船はエー どこの港に サーマ 入れたやらエー

昨夜までハイヤ踊りでもてなした彼を、ハエの風(南風)になった今朝送り出したが、どこの港に入れただろうか

[囃子]エーサ 牛深三度行きゃ三度裸 鍋釜売っても酒盛りゃしてこい 戻りにゃ本渡瀬戸徒歩(かち)わたり

牛深に三度行けば三度とも裸になる、そんな楽しいところだから、鍋釜など所帯道具を売り払ってでも、酒盛りしてくるべきだ。無一文になっても、戻りは本渡瀬戸は徒歩で渡れるのだから、お国まで陸路で帰れますよ

資料:本渡瀬戸徒歩渡り



船は?

船は放置?


陸路で来た人が陸路で帰るとも考えられますが、しかしこれは船乗りの歌。きっと牛深まで船で来たに違いありません。鍋釜も船に備え付けのものでしょう。しかし鍋釜と聞いて思い浮かべるのはやっぱり家の台所。もし私に歌詞の依頼がきていたら迷わずこう答えたと思います!

櫓や碇、なんなら船、を売っても酒盛りゃしてこい(字余り)



ま、船は牛深に放置して、本渡瀬戸をかち渡ったとしましょう。しかし、忘れてはいけません。今は天草五橋が架かっている場所、つまり5つの難所が九州本土に出るまでに待ち受けてることを。もしかすると、その辺りもかち渡れたのかもしれませんが、無一文になるまで飲んだらダメ、絶対!

(みんなも早く自分の天職見つけてよね!)
(東京牛深ハイヤの会は会員を募集しています)

それではまた!

0 件のコメント:

コメントを投稿