東京牛深ハイヤの会、事務局見習いです。
そんなこんなで東京牛深ハイヤの会の比較的若い男性(私を含む)は天草市役所ハイヤチームの男性と共に棒踊りをするハメになったのですが、歌詞を調べておこうと思ったわけです。
ハイヤエーとっちゃ投げ とっちゃ投げ三十四五投げたエー 投げた枕にゃ サーマ 罪(とが)はないエー
[囃子]エーサ どっから来たかい薩摩から 碇も持たずによう来た様だい
囃子は当会で使用している3番の囃子と同じですので割愛します。
室町歌謡『閑吟集(かんぎんしゅう)』にこのような歌があります
待宵(まつよひ)に枕な投げそ 投げそ 枕に咎(とが)もなや
(『小倉百人一首』あらかるたより引用)
恋人が来なかったので枕を投げた、枕に罪はないのに、ごめんね
というなんともかわいらしい歌でございます。
牛深ハイヤ節に歌われている女性は、手当たり次第に枕を投げ、34、5投げています。
いくらなんでも投げすぎです。ちょっと怖いです。
しかし、34、5もの枕がよくあったものだと思っています。拾いにいってまた投げたのでしょうか。だとしたらなんだかかわいらしいですが、やっぱり手当たり次第34、5投げたのだと思います。もしかすると、この枕の数こそがこの歌が作られた遊郭を特定する重大な手がかりになるかもしれませんねっ。ここら辺はまた当会の歴史担当のoizoさんに調べてもらいましょう。いつもありがとうございます。
最後に、小原良かっぽれ、相撲甚句、郷内七福神踊りにも似た歌詞がありますことをご紹介しておきます。
それではまた!
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