トモエ算盤 スタンダード算盤 |
先日の稽古のあと、当会の事務局見習いさんと飲みながらこのブログについてあーだこーだとハナシていたわけです。アナタは関係ないことばっかり投稿してるよなとかもっと書けよとか散々に言われながら。
で、だいぶ以前に「私は松になりたい」というエントリーで彼に無茶振りされていたのを思い出し、律儀に今回はその宿題へのアンサーです。長いよ。
> 「ハイヤエー まつよ まつよで黒島の松エー 上り下りの サーマ 手掛け松エー」牛深の港を訪れる船は潮が港へ流れ込む順潮を待つあいだこの黒島周辺で潮待ちしていたと伝えられています。
> ...略... (黒島にも遊郭があったのか?!は我が会の歴史担当oizoさんがいつか調べてくれるかもしれません)
歴史的に栄えた天然の良港の近くにはこのような順潮あるいは順風を待つために立ち寄る潮待ち港・風待ち港と云われる待機エリアがありました。牛深の港もこの例に違わず。
ボクは黒島に遊郭はなかったとの解釈です。常駐するにはリスクもコストも高いうえメリットも少ない。通勤もムリムリ。
みぃさんの投稿から借用 |
こんな男女にとってのティーザーな甘い時間を、黒島と新銀取り坂の松とをいっしょに掛けて「待つよ待つよ」と詩にしたものが伝わったと勝手に考えるわけです。
「えっ、ココの松の下で待ってたの?奇遇だなーオレもあっちの松んとこでさー」みたいな会話ステキですよね。
さてもうひとつ謎掛けがありました。
> 「エーサ そろばん枕で考えた 一桁違えば大きな損だよ」
> ...略... 一桁違えば大きな得にもなりえます。どうして損なのかはoizoさんがいつか調べてくれるかもしれません。
たしかにそろばん枕の計算ミスがうっかりベターな方向に振れたらそれは想定外の儲けになるかもしれません。でもそんなことでは危機管理がユルユルですよね。
この10月にお亡くなりになられたミスター危機管理こと佐々淳行氏がひろめたコトバがあります。
「悲観的に準備し、楽観的に実施せよ」
定本 危機管理 ―我が経験とノウハウ― |
そろばん枕の計算メソッドはこれを地で行っているだけですよね。しっかり準備して後はおもいっきり楽しみましょうと。ボクの座右の銘「人事を尽くして天命を待つ」と響き合うところがあります。
ちなみに上記のおコトバは佐々さんのオリジナルではなく、さらに以前に唱えられている方がいらっしゃったことを付け加えておきます。
ところで佐々淳行氏、戦国武将佐々成政の末裔のご家系だということで、佐々成政といえば肥後国、ひいては天草地方とも関わった人物。
とはいえここから戦国時代のこと書き始めたらキリがないのでこのへんで止めておきます。
今宵はここらでよかろうかい。
oizoでした。
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