2020年3月6日金曜日

まったく私的な話。

こんばんは。新入りのちょもです。

仕事で、昭和末期に新しい音作り🎹をして一時代を築いた大御所に会ってきました。
当時、シンセを多用したコンピューターミュージックは、本当に本当に新しかった。
小6〜中1くらいでそれを耳にした私は、それが斬新とかなんとかわかるはずもなく、だけれど、その音楽の疾走感、心地よい浮遊感を本能で感じとっていたと思います。

「聞けばワケもなくハイになる」のを体感していたから。

そして、約35年後。
あの音楽をどれだけ緻密につくっていたか。
どれだけトライ&エラーを重ねたか。
それを効果的に歌うためにどれだけVo.が努力したか。
音の新鮮さを演出するための、ライブの舞台づくりにどれだけ苦心したか……。

なんて、あれやこれやをご本人から伺うことができ、
人をワクワクどきどきさせるのって、やっぱり並大抵のことじゃないんだな」
とあらためて思うと同時に
丁寧に作られたものは、理屈がわからない子どもにも良さが伝わるんだ」
と、当時の心地よさの答え合わせができたような気分になりました💫

もちろん、どれだけ工夫や努力を重ねて丁寧に作っても、
必ずしも理解してもらえるわけでも支持してもらえるわけでもない。
だけど、「これくらいでいいか」と安易に妥協した産物は
忘れられるどころか見向きもされない。

そもそも正解なんてどこにも存在せず、いい悪いは他人の評価でしか測られない。
そんな、あいまいかつ残酷なエンタテイメントの世界でやれることといったら、
自分が作るものとどれだけ真摯に誠実に向き合うか。
それだけ。

これは、自分自身が関わる文章の世界でも、家族が関わる写真や料理においても、
そしてハイヤという踊りの分野でも同じことだろうと思います。

世に旋風を巻き起こした大御所の話と
社会の末端で生きる自分の人生とを比べるのは何ともおこがましい限りですが😅😅、
ワクワクどきどきできなくなったら、
そしてワクワクどきどきさせるための努力ができなくなったら、
エンタテイメントの世界からは足を洗う=すなわち「廃業」すべきだな、
とあらためてハラが据わりました。

ハイヤも「観ているお客様をワクワクどきどきさせたい」という思いは同じ。
稽古がない今、集まらなくてもできること、稽古再開後にすべきことを真剣に、
でも楽しみながら♪♪(←これ重要!)考え、行動に移したい(←これも超重要!!)と思います。

追伸:
コロナも大変ですが、コロナパニックやそれを熱心に伝える報道にもうんざりしますね💦

母から
「マスクもアルコール消毒スプレーも、トイレットペーパーもティッシュもおむつも
 ぜーーんぶ売り切れです。東京は大丈夫?」
と連絡があり、あんなに人口が少ない牛深でそれかーい!とズッコケそうになりました😳😐😓

まだ祖母が生きていた頃、よく
「戦時中はね、山王さま(岡東地区にかつてあった山王神社のこと。今はほこらだけ残っています。祖母の家は神社の真向かいでした)の境内にも、よう機関銃とか爆弾とか落とされとったとよ! ほんっとアメリカはバカなことしてからね〜。弾がもったいなかよ。こんな誰もおらんところにぶっ放してもなーんも当たらんもん!」
豪快に笑いながら話してましたが、報道の内容も世間やお上の行動も、これと同じくらい「なーんか的外れ感」がしてならない今日この頃です。

もちろん、未知の病原体について「正解」なんてわかりやすい回答はあるはずもなく、
最悪の事態と最良の策を考え、探り続けていくしかないわけですが、
お上が言ったから、または周りもやってるから、自分も右にならう、
といった「思考停止」にだけは陥らないように、と自戒しています。
事態を軽くも重くも見ず、客観視して
誰が何を言おうと言わなかろうと、必要だと判断したら必要な対策を😷🏥

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